日生、第一「逆ざや」解消――大手が財務体力差広げる
2008/05/31 Sat [Edit]
日生、第一「逆ざや」解消――大手が財務体力差広げる
生命保険9社の2008年3月期決算が30日、出そろった。各社の資料によると、運用実績が契約者に約束した利回り(予定利率)を下回る「逆ざや」を日本生命と第一生命が解消し「順ざや」に転じた。
前期実績が順ざやになったのは大同生命を含め3社となった。予定利率の高い過去の契約が減少する一方、保有株式からの受取配当の増加や保有債券の入れ替えによる運用利回りの上昇が背景だ。前期が「逆ざや」となった6社のうち三井生命を除く5社で「逆ざや」が縮小した。
もっとも、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を発端とした金融・資本市場の混乱が長期化していることから2009年3月期については慎重な見方が多い。日本生命は順ざや額の減少を見込むほか、大同生命も逆ざやに転じる見通し。三井生命は逆ざや額の増加を見込んでいる。
[5月31日/日本経済新聞 朝刊]
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